他校から改めて受講
昨年の2月、首・腰の痛みに襲われ、突然の体の不調に危機感を抱きました。あちこち痛い老後は嫌だ!と思い、ヨガを始めたのがきっかけでした。
インストラクターの動きを見ながら、何となく真似る。正確に体を動かせているのか?と物足りなさを感じ、ヨガ歴2月足らずでインストラクターを目指す予定はありませんでしたが、ちゃんと習得したい一心でインストラクター養成講座の中の基礎講座を受講しました。
大人数、ほぼ初心者の私と受講生との熱量の差、講師が苦手と言う理由で、最終試験を放棄し辞めてしまいました。
しかし、毎回憂鬱ながらも新たな発見があり、よりヨガに魅了されたのは事実、このままヨガを諦めたくありませんでした。
黙々とネット検索をしていたところに、「少人数制定員6人」、ミモヨガと出会いました。
既に開講はしていましたが、来年まで待てない、早速見学に伺い、そのまま受講を決意しました。
人見知りの激しい私ですが、受講生の皆さんは温かく迎え入れて下さり、講義中は常に笑い声が絶えず、不安もあっという間に吹き飛び、「今度は大丈夫だ」と確信を持ちました。
講義の最初に「今週何かありましたか?」と先生に聞かれます。
全く思い出せない、何も浮かばないことがショックでした。いかに私はぼんやり毎日を雑に過ごしていたのだと気付かせてもらいました。
それからは毎日少しずつ自分に意識を向け、一日を振り返るように。更に哲学を学ぶにつれ、一歩下がって自分を俯瞰して見るようになり、沸々と湧き上がっていた怒りの感情に対してもブレーキをかけ、前向きに捉えられるようになってきたと実感しています。
途中から受講したため、あっという間に後期に突入。後期からはのほほんムードから一転、毎回課題が出されます。不満をこぼしながらも一つ一つの課題をこなしていく。人前に立ってインストラクションなんてとんでもない!と極度に緊張していた私ですが、信頼を寄せている先生、仲間の前だから、みっともなくたっていいと覚悟を決め、臨みました。
先生は一人一人の個性を見極め、生徒それぞれの持ち味を伸ばすアドバイスを下さる。仲間の皆もどう感じたか率直な感想を正直に言ってくれるので、少しずつ毎回進歩し、完成形に仕上がっていきました。
ヨガに目覚めてからのこの一年、この歳になって興味を持って打ち込めるものに出会い、そして断念せずに継続しやり遂げられたことは、私に自信を与えてくれました。
疎かにしてきたこと、苦手なことから逃げずに向き合ったこと、テスト前のプレッシャー、プレッシャーから解放された時の爽快感、認定証を手にして大はしゃぎしで喜んだ時のこと、すべてが忘れられない特別な思い出となりました。
ヨガを通しての出会いの中で、ヨガだけでなくそれぞれの価値観に触れ、気づきを与えてもらい、視野を広げることができました。
これからはミモ先生の教えをベースに、私が伝えたい目指したいヨガの目的に近づけるよう更に学びを深めて、まずは自分、身内、そして第三者へと発信していけたらと思います。
根性なしの私が頑張れたのも、指導者がミモ先生だったから、そして共に学んだ仲間が皆だったからです。
今までお世話になり、本当にありがとうございました。
2020年3月RYT200卒業生